非効率な購買制度

　下記は一部の例ですので、お気を悪くしないようにお願い致します。

お取引をするうえで、購買部や勾配のご担当者とやりとりをすることがあります。その中で、本当に非効率的だな、と思う部分があります。

　その１は口座管理です。古くからお取引のある会社には大した審査もせずモノを購入し、新規取引先には多くの審査を課し購入をする。その中で取引に値しないと判断した先でも、必要なために商社を通しモノを購入するという非効率的な体制。モノを販売するうえでは大切な作業ですが、購入する上では経費が掛かります。さらに私の経験ではエンドユーザーから依頼された商社がその購入先に口座を持っていないためにさらに商社を通すという行為も。少なくともこれで購入価格の４０％近く上乗せされた金額で購入してますよ！

　その２は値引き交渉。これも必要な行為ですが、新規取引先で実績もない上、スポットの対応で大幅な値引き依頼は販売元の志気を下げます。しかもそれが担当者のポイントのためだけでしたら、一体何のための値引きでしょうか？せめて会社の大きな利益(金額のみならず、今後の円滑な取引に関しても）を考えてのネゴにしてほしいものです。そしたら初めから大きな金額を提示していたらいいのか？と商売のあり方を考えてしまいます。

　専門の部署や担当を置くことで、購買力が強くなり競争力が高くなることは喜ば良い事です。しかし、その利益が誰のためのものか？この点を明確に意識して執り行われないと自己満足のみで終わってしまいます。