引き続き池井戸潤の作品
昨日に引き続き池井戸潤氏の作品について書きたいと思います。私が初めて見たのはWOWOWドラマの「下町ロケット」でした。
中小企業の葛藤である、取引先の縮小、特許侵害、大手の圧力などいつでも起こりうる内容、さらに常に頭を悩ませる資金繰りなどをリアルに描いています。こんなうまく展開が開けるか、と思うこともありますが見た後に爽快感があります。
また、その中でひしひし感じるのは常日頃の人間関係、お付き合いだと思います。WEB上では簡単に原料を仕入れたり、顔を合わさずに見積もりを取ることができるようになりました。しかし、順調であれば問題がありませんが、自分がなぜこれを使うのか、なぜそこから仕入れるのか、などはじっくり話を聞いてみないとわかりません。
私は経営者の中ではまだ若い方ですが、私より若い経営者の方が(視野が狭いといわれつつも)積極的に人との付き合いを進めています。逆に、ご年配の経営者は今まで以上の付き合いはしていないように見えます。絶対の安定がない今の時代、どちらがいいのか?それは言わずもがなです。